「二世帯での暮らしが上手くいっている」のは玄関を二つにして生活空間を分けたから。側にいるから助け合えますし、安心して暮らせることが最大のメリットです。
一宮市 A様 4人家族(夫、妻、祖父、祖母)
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家づくりを始めたきっかけは何ですか
ご主人 姉夫婦が家を購入した際に見に行ったことですね。それまでは考えていなかったのですが、急に「一軒家いいな」と思いまして。翌週にはもう「家を建てる」って決めていました(笑)ちょうど父から終の棲家を考えているという話も聞いていましたので、それならば両親と一緒に住むのはどうだろうかと私から妻に提案しました。
奥様 自分たちだけのことではありませんから、両親の気持ちも含め、同居の件についてはすごく話し合いをしましたね。夫婦生活の中で一番話し合ったと思います。
ご主人 話し合いを続けながらも、次の休みには三昭堂さんの展示場に見学に行きました。実は僕たち三昭堂さんにしか足を運んでいないんですよ。そこで担当者の方と話をして、帰りには「もうここでいいよね」って(笑)即決でした。 -
三昭堂を知ったきっかけは何ですか
ご主人 実際に三昭堂で家を建てた方に話を聞けたことですね。
奥様 私たちが悩み始めた時期に、ちょうど主人の同僚の方が家を建てられたこともあって、色々とお話を伺っていたんです。そこで三昭堂さんのお名前を聞いたことで意識する様になりました。
ご主人 CMの歌も印象的ですよね。家を建てると決まって、じゃあハウスメーカーってどんなところがあるんだろう?と考えていると頭の中に自然と流れてくるんですよ(笑)
奥様 建てたい場所は決まっていたので、そこで建てるならどのハウスメーカーがいいかなと思って調べてみたら、三昭堂さんは地域密着とうたってあるし、口コミでもその点の評判が良かったので惹かれていきましたね。 -
家づくりにあたって心配していたことはありますか
奥様 私は金額面が心配でした。希望する設備や仕様の相場も分からないですし、やりたい事と予算が合わない場合にどうすれば良いのかも不安の種でした。建てた後でかかる費用のことも分かりませんでしたし……。
ご主人 そうですね。私は資金面というよりは先が見えなかった事ですかね。金額がいくらかということより、いつ確定するんだろうというソワソワ感がありました。普通の買い物と違って、最後まで話を詰めないと価格が確定しませんので、いくらになるのかを早く知ってスッキリしたいなと思っていました。
奥様 外構は後から追加したので、その時もまたソワソワしてましたね。 -
実際の住み心地はいかがでしょうか
奥様 まだ広さに慣れていないので、落ち着かないですね。カウンターテーブルに向ってPCで仕事をしていても、後ろの広い空間が気になりすぎて集中力が続かないんですよ。以前住んでいたところは、手を広げればその中で全てが賄えるような状態でしたから。ただ、毎日ウキウキしています。ふとした瞬間に部屋の様子が目に入って「この家具可愛いな」「ここはこうして良かったな」って。
ご主人 それは本当にそう思いますね。後は、まだ寒くて何も置いて無いですけど、暖かくなったら2階のバルコニーで晩酌やお茶をするのも良いかなと考えています。その為にもテーブルや椅子を揃えていきたいですね。 -
水廻りはいかがですか
奥様 キッチンは広くて便利ですね。二人で立ってもゆとりがあるので、狭いと感じたことはありません。収納も多いですしね。実際に、私たちの持ってきた物が少なかったので、余裕がありすぎて、逆に何を収納すれば良いのか分からなくなってしまいました(笑)また、キッチンの高さを出したのも良かったですね。とても使いやすいです。自分の身長に合わせているから、必要以上に腰を曲げなくていいので、すごく楽なんですよ。
ご主人 最後に追加した洗面脱衣室の棚も付けて正解でした。あれがなければ「タオルをどこに置こう?」って迷っていたと思います。 -
こだわりのポイントがあれば教えてください
ご主人 床を2色に分けてエリア分けしたことですね。同じ空間にいても、見る位置によって雰囲気が違うのは面白いかなって思って採用したんですが。
奥様 ここからはこちらはラグジュアリー、ここからはアイアンが際立つヴィンテージ、この先はカフェみたいな……見る方向によってコンセプトが違う感じです。
ご主人 ですのでマンネリはないですね。いつも新鮮な気持ちでいられます。
奥様 2階のガラス入りの建具ですが、開け放して広く空間を使う事が多いんですけど、閉じて建具越しに部屋を見ると、部屋の雰囲気が違って見えるんですよね。やっぱりあの部屋可愛いなって。
ご主人 ベッドからガラス越しに見えるあの壁の感じはちょっと可愛いですよね。
奥様 海の家みたいなイメージですよね。朝起きて目に入ると「あ、可愛い」って思います。 -
来客又はご近所の評判はいかがですか
奥様 家が2軒、横に連なる形状ですので「大きいですね」「立派な家が建ちましたね」と言われます。外壁に黒を選んだので、暗い感じになってしまわないか心配していたのですが、実際は日が当たると真っ黒にはならずに、周りの風景に溶け込むように馴染んだので良かったです。
ご主人 逆に、室内の壁は白無地を選ぶ方が多いと思うのですが、我が家はなにかしら柄が入っているので、初めて見る方にはビックリされますね。
奥様 本当にここで生活してるの?って驚かれますね。リビングにも2階にも、なかなか使わない柄を選びましたので、「こういう思い切りがあるといいよね」とお褒めいただいています。友達に写真を見せたりすると「こんな壁見たことない!」と好意的に言ってもらえたので嬉しく思っています。
ご主人 後はカーテンも褒められますね。住宅ではなかなか見かけ無いバーティカルブラインドにしたのですが、天井から直に下がっているので高さも強調されますし、カーテンレールが見えないのがカッコよくて良いですよね。機能性も高くて、光は取り入れられるのに、外部からの視線は気にならないんですよ。
奥様 こうやって振り返ってみると、自分たちがこだわったポイントを褒めてくれる方が多いですね。とても嬉しいです。 -
ご両親にもお話を伺いました
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家づくりを始めたきっかけは何ですか
お父様 子供たちが独立をして夫婦二人で暮らすことになった際、妻が「とうとう家が買えなかったな、私の人生」って、ふと漏らしたんですよね。それがきっかけで、私が定年を迎えたら、新築の家は無理かもしれないけれど、マンションでも買って二人で老後を暮らそうかなと考え始めました。そして、そのことを息子たちに伝えていたんですね。そろそろ動かなければと考えていたところに、息子から二世帯で家を建てようかと話を持ちかけてくれました。
お母様 一軒家に住むことが私の夢だったので、息子の中では「最大の親孝行」ということなのかなと思います。もちろん息子にも感謝はしていますが、何よりも息子のお嫁さんが、私たちや息子の気持ちを尊重してくれて本当にありがたいです。私の夢が叶いましたので。
お父様 将来のことを考えると、安心して暮らせる環境が欲しかったので、二世帯にできて本当に良かったです。何かあれば助けてもらえるという安心感を手に入れることができましたから。 -
家づくりにあたって心配していたことはありますか
お母様 自分たちが考えていたより早いタイミングで家を建てることになりましたので、資金繰りが大変でした。
お父様 退職金も資金に……と考えていたのですが、前倒しになってしまいましたので。
お母様 ただ、頭金は入れましたけど、後の調整等は全て息子がやってくれました。本当に幸せなことですよね。
お父様 二世帯にするなら「もっと広い土地が必要じゃないか」「資金ももっと必要なのでは」と心配に思っていたのですが、息子たちからは十分だと言われ、安心できましたし、ありがたいなと思いましたね。 -
実際の住み心地はいかがでしょうか
お母様 リビングが少し暗いかなと感じました。リビング自体は南向きなのですが、洗濯物を干すためにウッドデッキを設けましたので、部屋が少し奥に入った形になっているんです。ですので、思っていたよりは日が差してこないんですね。夏は直射日光が入らないので、暑くならなくて良いと思うんですけど。今は、住み続けるに連れて慣れてくるのかなと思っています。
お父様 水廻りについては全ていいですね。
お母様 洗面脱衣室の可動棚はとても便利ですね。付けて良かったです。部屋の広さ自体も私たちにはちょうど良いですね。キッチンについては対面にすれば良かったかなとも思います。LDKを広く取るために壁付けタイプを選んだのですが、実際に住んでみると、結構スペースもあるので対面も選べたかなって。これも使ってみないと分からないことですよね。 -
二世帯になっていかがですか
ご主人 違和感なく普通に過ごせていますね。
奥様 そんなに音も聞こえないですしね。
お母様 二世帯間の室内ドアを開ければ息子の家ですので、ノックして行き来できるのは面白いですね。
奥様 お母さんが食事を作って持って来てくれるんですよ。向こうからお鍋を抱えて来てくれたりとか。
ご主人 最初に想像していたより、一緒に食卓を囲むことが多いですね。主に両親宅で……ですけど(笑)
お母様 「もう帰っていったら?」と言うくらい、こちらで寛いでいるんですよ(笑)
ご主人 お互い気兼ねなく暮らせているから、上手くいっているのかなって思います。それには「玄関を二つにして生活空間を分けたこと」の影響が大きいです。それぞれの暮らしのリズムを崩すことなく一緒に居られますから。側にいることで何かあれば助け合えるし、安心して暮らせることは二世帯住宅の最大のメリットでしょうね。 -
今後、家族でどのように暮らしていきたいですか
お母様 今でもちょっとしたことで息子夫婦に相談したり、頼りにしているのですが、年齢を重ねると負担をかけることが多くなるのでは……と。それが心配ですね。
お父様 これからは息子が主として動いて行くことになると思います。僕たちはそれに寄り添っていくつもりです。それぞれの意思を大切にしたいので、必要な時は助け合いますが、なるべく関わりすぎない様にとは気を付けています。
ご主人 お互いを尊重して暮らしていくには大切な事ですよね。私もそこは特に心に留めておきたいと思います。
お母様 息子はお嫁さん一筋なので、もめるとしたら私と息子ですね(笑)何か話す必要がある時は、話しやすいのでお嫁さんに伝えています。 -
お互いに支え合い、想い合っていると感じるA様邸
インタビュー中もお互いの顔をのぞき込むように目を合わせ、笑みを交わして会話を楽しんでいる姿が印象的に映りました。急に思い立って始められた家づくりのようでしたが、ご夫婦・親子がそれぞれを尊重する気持ちが随所に散りばめられた、とても素敵な住まいになったと思います。これからもこのお住まいで、ご家族の皆様が末永く仲良く過ごされますことを願っています。