手づくりならでは
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こんにちは、広報企画の福永です。
何度かご紹介させて頂きましたが、三昭堂には看板事業部があります。
住宅と看板…関わりが薄そうな事業ですが、繋がりが大切に感じる時があります。
例えば、店舗の場合、自社にてロゴデザインや看板の製作、施工まで行なえます。
4月にオープンした蟹江展示場のサインポールも自社施工です。
看板にもいろいろあり、野立て看板やお店の屋号などは職人がペンキで書いていた時代もありましたが、
今はパソコンでデータを作製し、それをカッティングやインクジェットシートに出力し、貼り込む看板がほとんどです。
とてもお手軽で、傷んできたら貼り替えることが出来ます。
私が学生時代にデザインの勉強をしていた頃が、手描きからパソコンへと切り換わっていく時期だったように思います。
写植で文字を作り、カラーコピーを駆使し、切り貼りをして一枚のポスターを作っていく。
納得が行かなければ始めから作り直し。それだけに完成した作品には愛着がわきました。
神経質で細かいとよく言われる私は、やり直しが出来るパソコンで作るデザインの方が向いてはいますが…。
やはり手作りならではの魅力もあると思います。
先日、看板部の工場に用事があり、向かったところ懐かしい光景を見ました。
ペンキで書かれたみそ煮込の文字。書道のように一筆で書くのではなく、何度も上塗りを重ねて文字のバランスを整えています。
書いてみえるのは三昭堂レジェンドのお一人、製品技術アドバイザーです。
お客様より手書き看板の要望があったそうです。
カメラを持っていなかったので携帯の写真ですが、実物は素晴らしい出来映えでした。
そういった技術の継承を一つご紹介します。
三昭堂にて施工させて頂きました納骨堂、鐘楼、山門です(クリックでフォトBOOKに移動します)
看板や建築に関わらず技術の発達によって、より便利で快適になっていきますが、
いつまでも手作りの良さ、熟練の技の素晴らしさは色褪せないと感じました。
広報企画 福永