私の田舎 後編
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こんにちは
設計部の南谷です。
前回に引き続き、私の田舎 後編をお伝えします
前回は、建物の西の和室までご紹介しました。
さらに西には中庭が見渡せる縁側が奥の部屋まで続いています。
床をよく見ると・・・、
補修した跡が
別の木を埋め込んだのですね
何か模様みたいです。味のある補修の仕方ですね
そして祖母が使ったと思われる、それはそれは古いミシンが
まだまだ使えそう
中庭には自然石の灯篭がありました。
自然の石で作られたものはとても珍しく、欲しいという方がいらっしゃるみたいです
すごい
それでは、奥の和室を拝見しましょう。
こちらはリフォーム前の写真です。
書院造です。
中庭からの柔らかい光が入ってきています。
6畳ですが、狭さが感じられないのが和室の床座の特徴かなと思います。
そしてリフォーム後の写真です。
壁の塗り直し、畳の敷き替え、天袋の襖の取り換えなどしています。
茶道ができるように、炉もあります。
床の間には大納言天井が施されています。
普段あまり見えないところでもしっかり格式の高さを表しています。
これらの写真を撮ったのは3月でした。廊下に出てみると古い箪笥の上にお雛様が飾られていました。
伯母は本当に古いものも、新しいものも、全部大切にしていて、とても尊敬しています。
そして最後に、私の母が小さいころに描いた落書きを発見!!!
覚えたての数字を描いたのでしょうか(笑)
自分の名前も描いてありました
私の家は核家族で、比較的新しい家なので、このような昔から残っている部屋を見ることはとても貴重な体験です。
石川県の祖母の家は小さい時からよく遊びに行っていたので、私にとっては第二の家のような、当たり前の存在でした。
しかし、時代と共に変わっていく周りの環境の中で、このような本当に古い建物を上手に保存をして残していくことは、とても大事な事だと感じました。
設計部 南谷