はだか祭り 2014.2.12
- スタッフブログ
皆様こんにちは。
営業部の高田です。
本日は、稲沢市で行なわれた国府宮神社のはだか祭についてお伝えしたいと思います。
いつもは、地元の稲沢市から裸になっているのですが、今年は会社がある一宮市から裸になります。
裸になると言っても「下帯」着けてます。つまりふんどし姿になるわけです。
それでは、ふんどし姿になって祭に参加して、祭が終わるまでの流れを順に画像と共にご紹介させて頂きます。
※ お見苦しい画像がありましたらご意見を承ります。(これでも慎重に写真を選んだつもりですが・・・)
※ また長文になりますのでご迷惑をおかけいたします。
12日の天気は、晴れで時々風が吹くけれど絶好の裸日和でした。
朝の9時には、氏神様にある笹に「なおい」と言う布を結び付けた者から会社に集合します。
ちなみにその笹を国府宮に奉納する事で厄払いになるので、その「なおい」に名前や年齢、干支等を書いて厄払いに臨みます。
私が到着した時は、下記のように何人かふんどし姿になりつつありました。
私も流れでふんどし姿になり、私の後もどんどん裸男が量産されていきました。
会社からは、50名程裸になりました。これだけの人数で裸になると爽快でした。
出発前にお酒とお食事を頂きました。お食事の用意や道中サポートして頂いた方ありがとうございました。
お酒を飲まないと寒いし、飲んでも寒風で酔いも醒めるので、
訳も分からず行ったのがお互いの背中を平手で叩き合うという原始的な行為です。
その結果こんな感じになりました。
けれど効果があって打たれた背中も平手打ちした手のひらも熱くなってきました。
社屋前で円陣を組んで気合を入れて最初の目的地である氏神様の「あずら神社」に向かいました。
最初の目的地「あずら神社」です。
ちなみにこの神社の裏に我が社の宿泊展示場がございます。随時、宿泊のご予約を承っています。
話を戻します。
国府宮にたどり着くまでの約3時間に何か所か立ち寄ります。
別の神社や公園に立ち寄って隣の村の笹を一緒に束ねて縄で縛っていきます。
立ち寄る度に笹の太さが増して、人数も増していきます。最終的には100名以上の裸男がいたと思います。
知らない地域の裸男からお酒を頂いて飲んでは、そのお酒を違う裸男に回したり。
途中の幼稚園に訪問したり、道路端の見学者になおいをお裾分けしたりして街を練り歩きました。
寒さを紛らわすために「わっしょいわっしょい」と叫びながら笹を揺らしたり、担いだり
時には笹を垂直に立てようと試みます。
なかなか笹自体がしなって立ちにくいのですが、立った時は歓声が上がります。
立っている笹を倒れないように輪になっている集団の中にいると寒さも忘れますし、祭の気分も盛り上がります
途中、寒さやお酒にやられて救護班のお世話になった方もいたようですが、大多数の方は無事に国府宮の鳥居前に着きました。
ここで問題なのが、各地から来た裸集団が我先に境内に入るぞ と鳥居に突っ込み合いをしてしまう事です。
これは喧嘩に発展してしまうので避けたいところです。
最近は警察や裸男の統制を取る地域のリーダーが注意を促しているので大きなトラブルは起きないようです。
鳥居前も境内に入ってからもトラブルはなく笹を奉納する拝殿まで一般参拝者に見守られながらゆっくりと進みます。
途中、笹を立てたりして奉納するタイミングを見計らっていました。
前の集団が順に笹を奉納していきます。
そして私たちの番が来ました。
笹を担いで「うおおおーーっ」と叫びながら拝殿まで突進します。
その勢いで笹を押し込むかのように拝殿に奉納しました。
参加した皆さんで万歳をして、今年一年の厄を落とせるように祈願してきました。
その後の私たちは、バスに乗って銭湯に行き少し体を温めました。
会社では冷えた体を暖かいお食事で更に温めました。
こうして無事に終えられたのもサポートして頂いた皆様のお陰です。
皆様ありがとうございました。
せっかくなのでもう少しこの神事について伝えさせて下さい。
各地域の笹が奉納し終わりましたら、神男(しんおとこ)が現れるまで寒風の中を待ちます。
その神男に触れるとしっかりと厄を落とせると信じられているので裸男は一斉に神男に殺到します。
ここが一番盛り上がるところです。
裸男の厄を一身に受けた神男が儺追殿と呼ばれる建物に納まったら神事が終了します。
この頃には太陽はしっかりと沈んでいます。
このクライマックスの部分は、都合により私は参加できませんでしたが、夜難追神事には参加しました。
夜難追神事(よなおいしんじ)とは、神男がその晩の深夜3時に再び外に現れて厄払いをする事です。
下記の写真で左から2番目の白装束の方が神男です。(全身痛そうなご様子です。)
神男は背中に土餅という物を背負います。皆さんから請負った全ての厄を土餅に写して、
その土餅を神職の方が地面に埋める事が神事の本義らしいです。
参拝者に「桃と柳のつぶて」が配られて、それを神男にぶつけることで厄も落とせるので、
裸になれない私の母も一緒に行ってきました。
長い一日でしたが無事だった事が何よりです。
稲沢市と一宮市は、隣接していますので一宮本社ショールームにお越しの際は、
国府宮神社も参拝してみてはいかがでしょうか。
営業部 髙田