鬼瓦
- スタッフブログ
こんにちは
設計部の南谷です
クリスマスの季節になってきました
イルミネーションが街に飾られて、とても綺麗です
我社のイベントでもクラフトコーナーでクリスマスリースを作りました。
大盛況
私も今年初!寮にクリスマスツリー・リースを飾ってみました
ところで話は変わりますが、
先日、我社で建築しているお寺さんの見学に行ってきました
鐘楼と納骨堂です。
鐘や石垣、組物、彫り物どれも素敵だったのですが、
今回特に気になったのはこれ↓
鬼瓦!!!
迫力です!
よく見ると大棟・降り棟・隅棟・・・。
いろんなところに付いていますね。
鬼瓦は、朝鮮半島でも見つかっており、日本では1400年前の飛鳥時代から使われていて、
始めは蓮の華の模様をしていました。
鬼は日本人にとって「恐ろしい怪物」であると同時に、「身近な神様」という意味合いもあります。
そのことから鬼瓦の「鬼」は、味方に付けば、その形相で厄を払ってくれるという意味が込められています。
先日、京都で見たお寺にも鬼瓦が付いていました!
仁和寺↓
西本願寺↓
最後のは獅子口という、数枚の瓦を組み合わせて作られたものです。
ふと、お寺さんの鬼瓦を見ていて思い出しました・・・。
私は手塚治虫の漫画が大好きでその中でも特に火の鳥が好きなのですが、
鳳凰編!!
この漫画の終盤に主人公・我王と彫師が鬼瓦を彫って対決するところがあり、
とても迫力があって好きな場面です。
我王は小さい頃に左手を失う事で、嘲笑を受けます。
憎しみを抱きながら生きていく上で、力の漲る彫刻をつくっていきます。
最後の対決の場面では、皆我王の鬼瓦の迫力に圧倒されながらも彫師の手回しで負けてしまいます。
それでも実力をはっきりとみせられた彫師はその悔しさに、過去我王に右手を傷つけられた仕返しに、
上皇に我王の右手を切り落とさせます。
両手を失くした我王ですが、そのことへの悲しみよりも、生きる喜びを感じながら口で刃物をもって彫刻を彫り続けていきます。
う~ん、中まで載せられないのが残念!
手塚治虫、古いですが、壮大な話が多くオススメです!!!
私は未来編も好きです!
是非読んでみて下さい
将来漫画を描く予定でいる南谷でした。