トルコにトリコ
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こんにちは、設計部の松岡です。
そろそろ春の兆しを感じられるようになりましたね。
今回は犬山市にある野外民族博物館リトルワールドが30周年を記念して新しい家屋が先月3月16日にOPENしました。
それは「トルコ イスタンブールの街」です。
リトルワールドでは、なんと15年ぶりの新しい家屋だそうです。
これは愛知県民なら、必ず行かねばなりませんね!
ということで、早速行ってまいりましたので建築目線で簡単にレポートしてみましょう。
入口のエントランスには超大型のトルコ国旗が目に入ります。
リトルワールドの本気が感じられます(笑)
エントランスより左手周りに進みますとトルコ館が現れます。
トルコ家屋とモスクを型どった建物がお出迎えです。
早速、トルコアイスとケバブの長蛇の列が出来上がっていました。
イスタンブール歴史地区としてユネスコ世界遺産リストに登録されているエリアに現存する家屋を復元した鶯色の建物は、
新築の木の香りもほのかに残っており、味わい深い感じです。
モスクをイメージした売店と展示館の建物の見所は「屋根」なのです。
モスクと言えばこの鉛葺きした屋根の特徴的な形状。
今回の最も特徴的なのは「屋根」
これはオスマン時代の建築様式の特徴で、屋根全体を鉛板で覆ってしまう収めです。
そして太い筋のような線上に浮かび上がっているのが「ハゼ」で鉛の板と板を連結する部分です。
これはドーム屋根の美しさを引き立たつつ雨水の流れをよくする役目も果たしています。
構造体の石やレンガなどを保護し鉛板を重ね、一体化させながら折込、丸く形を整えています。
リトルワールドでの建物を建築するにあたり、この屋根を再現するためトルコよりハゼ施工の板金職人と材料の鉛板を輸入して施工した徹底ぶり!
少しデータgは記載されていましたので紹介します。
鉛ロール(幅1m x 長さ2m)総数 540枚
鉛板面積 1.080㎡
鉛板総重量 18トン
屋根面積 471.00㎡
まだまだ書きたい事が沢山ありますが長くなるため割愛します。
ちなみに、トルコ館の売店も世界のお土産マニアならかなり萌えるのではないでしょうか(笑)
お土産が沢山ありましたので現地にいった、つもり買いなども面白いと思います。
もちろん、あの「キリム」もありました。 23万円だそうで、高いのか安いのか微妙に判断然ねる私です。
そして最後の締めは、重力から開放されるジャンプでリトルワールドから帰宅いたしました。
これから暖かくなってきますので、手軽にトルコ気分を満喫する休日は如何でしょうか?
設計部の松岡でした。
PS: 今月、わたくしL.A.B(ライブアートバトル)に参戦いたします。
12名のライブペインターによるトーナメントバトル!
せて、私は生き残ることができるか? http://tweetvite.com/event/73jk