ギロッポンで先端アートに触れる!
- スタッフブログ
こんにちは、設計部の松岡です。
春の兆しと共にやってくる悩ましいアレがやってきますね!
そうです、アレとは花粉!
春の陽気なイメージが、花粉のおかげで早く過ぎ去って欲しい季節のイメージが定着してしまいました。
さて今回は、現在開催中の展覧会「会田誠展: 天才でごめんなさい」と「中村哲也:フォルムズ展」 に行ってきました。
前者の展覧会は色々と物議を呼んで話題となった、あの展覧会です。
物議を呼んだ効果でしょうか、年齢層に偏りがありませんでした。
歴史、戦争、美少女、漫画、サラリーマンなどをモチーフに多種多様な表現で常識を打ち破り疑問を投げかけてきます。
観る側としてはここら辺を十分に理解し、柔軟な姿勢で受け止めなくてはいけません!
もちろん、人によっては不快な印象を抱く表現もあります。
でもそれもアートなの訳で、自分の柔軟さと幅を要求されるのです(笑)
設計の職も「無」から有を造り上げる事をし、生活の場を創作する仕事でもあります。
感性の刺激も大事なインプット行為です。
次はフォルムの追求を作品化した「フォルムズ展」です。
これも現代美術の作品です。
スピードを追求する自動車、飛行機などのフォルムなどを連想しますよね!
視覚的スピード感を彫刻という行為で表現した作品です。
実際の自動車デザインにおけるイメージ段階のレンダリングをそのまま立体化している部分が面白いですね。
デザイナーであれば、おそらくこの段階のフォルムが究極でありベストな状態で、徐々に現実の世界に落とし込む事でデザイナーが発想したラインであったり、量感であったりスピード感であったりが削ぎ落とされていくはずなのです。
つまりこの一番発想の新鮮な部分を彫刻化し物体とし定着させる行為に意味があると感じとれますね!
以前から気になっていた作品を、直接自分の目で見る事が出来たのはよかったです。
書籍やウェブなどで、なんでも気軽に検索できてしまうのですが、やはり直接見るという事ってやっぱり違いますよね!
質感、量感、実在感、空気感など五感に響きます。 可能な限り様々なモノ、建物、場所、出来事など実際に肌で感じる用に行動して行きたいと改めて感じました。
しかし、六本木は界隈は駐車料金、飲食代が半端ないのが悩みどころでしょうか・・・
なんだか建築とは接点が無いように感じられるかもしれませんが、何かを感じ取れる感性を磨く事は大切ですよね。
今回であれば、現代アートの深く濃く、そして浅はかさ作品を通じて表現し解釈もさまざま(笑) そしてあくなきフォルムへの追求など・・・
少しでも私たちが携わる建築にも活かせる部分がきっとあると信じて疑いません! と感じた設計 松岡でした。
おまけ:先日「あいちの文化探し隊」で掲載されましたのでお暇でしたらご覧下さい。
http://www.aichi-bunka.jp/report/035.html