建築家
- スタッフブログ
皆さん、こんにちは。
本社設計部 南谷です。
梅雨の真っただ中、湿気があって蒸し暑いですね
今回は建築家について少し書きたいと思います。
私は大学では建築・インテリア分野を勉強していました。
もともと2次元のデザインをしたいなと思っていたのですが、大学の建築の教授のお話が楽しくて
建築の方向に進もうと決めました。
4年間設計課題で模型を作ったり、図面を作ったり、忙しかったですが模型が完成するときはとても嬉しくやりがいを感じました。
その模型やプレゼンはまたご紹介するとして・・・、
建築についてまだまだ浅い知識しかない頃に、金山の、とあるビルで建築模型の展示会を見に行きました。その時に一目惚れした建築物があります。
それは、
建築家 丹下健三の代々木体育館でした。
それまでどんなものがいい建築かも全然わかりませんでしたが、この代々木体育館の模型を見て、初めて建築ってかっこいいのだなと感じました。
その頃実際に代々木体育館に行って撮った写真です。
1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開催に備えて建設されたのが国立代々木競技場です。同大会のサブ会場として使用されたもので、メインアリーナとなる第一体育館では競泳競技が、第二体育館ではバスケットボール競技が開かれました。国立代々木競技場は東京都渋谷区にあるスポーツ施設で、第一体育館・第二体育館の他、インドアプールなどからなっています。
体育館の設計は、丹下健三の手によるもので、代表的作品でもあります。建築の構造としては第一体育館・第二体育館とも、吊り橋と同様の吊り構造の技術を用いており、第一体育館は2本、第二体育館は1本の主柱から、屋根全体が吊り下げられています。観客を競技に集中させるために考案された、内部に柱を持たない珍しい構造の建物です。
第一体育館は二つの円弧がずれてつながっている平面図で出口として抜けるところが2ヶ所あります。圧迫感がなく解放された空間となっています。(中は立ち入り禁止でした・・・)
この吊り構造とシンプルな外観に惹かれ、今でもとても大好きな建築物です。
こんなカッコいい建築を設計したいなーと夢を描いている今日この頃です
最後に大学時代、西洋建築史の教科書に載っていたちょっと面白くて、私が好きな言葉をご紹介します。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、古代ギリシャのアクロポリスのパルテノンや柱が多い古典主義の建築物。このころは切石による組積造でつぎつぎと神殿・劇場・都市の広場のアゴラなどがつくられていきました。
この頃のギリシャ人は次のように言われていました。
(西洋建築史 出版社 共立出版株式会社 著者 桐敷真次郎 33ページ)
これを読むとなんだか男性って可愛いななんて思っちゃいます。
ケンカしていないときは、プラモデルに没頭する男の子みたいなんて、読んでいるときは感じました。
皆さんは好きな建築家や建築物ありますか?
それではまた来月
設計部 南谷