三鷹の森に行ってきた!
- スタッフブログ
こんにちは、設計部の松岡です。
気が付けば、5月ですねー
早いもので、1年の1/3が過ぎてしまったと言う事です!
さて今回は建物探訪的な視点から、「三鷹の森ジブリ美術館」を考察してみようと思います。
ここは、2001年10月にOPENしていますので、開館してから10年の月日が流れています。
つまり建物として、周りの景観や外構、植栽などもしっくり馴染んでいる頃でもあるので、新築当時より自然な感じで見れることができると思います。
都立井の頭恩賜公園西園内に建物が建っていたのに驚きました。
やはり景観を考慮しての事なのでしょうね!流石です。
まずは美術館の敷地内に入ると足元が柔らかい事に気がつきます。
脇には石作りの花壇があり所々にレンガがポイントとして埋め込まれています。
そのレンガにはジブリのトレードマークが入っており拘りを感じさせます。
建物は意外と小ぶりな印象でしたが見えている部分が一部であり、実際はかなり大きな建物でした。
設計者は日本設計が担当しており、宮崎駿本人による断面スケッチが元に設計されています。
通常の美術館では順序立ててみていく拝観導線としているのに対し、この美術館は一度地下まで降りて小さな螺旋階段で最上階まで昇り、さらに中間階へと拝観経路が上下に移動するなど立体感あふれる内容となっています。
なんとも憎い演出ですね~ さすが、事業費総額50億円であります!
内装に関しても細部まで拘り抜いた印象を受けました。
ステンドグラスも全てが違う意匠でまとめられていたり、建具や金物、手摺た螺旋階段の意匠、床材、壁に仕上げ、屋根材、フェンス、館内ピクトまで
全てこの美術館のために制作された物ばかりで建物だけ見ても一日楽しむ事が出来ました。
設計部 松岡でした。
次回はクリエーターズマーケットでお会いしましょう!
そして、少し先ではありますが、
8月にお届けする建物探訪記はまさかのお宅訪問!で凄いのを用意しています!
楽しみにしていて下さいね!