来場予約 カタログ請求 会員登録 会員登録

BLOG・COLUMN

スタッフブログ・家づくりコラム
2011.6.6

巧の技を見学してきました(その壱)

  • スタッフブログ

こんにちは、広報の福永です。

三昭堂のホームページ内の職人紹介にて職人の技をご案内していますが、手先が器用ではない自分にとって巧の仕事を見るということは、勉強になるとともに本当に惚れ惚れしてしまいます。

巧の技をたくさん見学できるところ・・・
ということでお城を見に行ってきました。巧の技というよりは旧所・名跡めぐりな感じもしますが;

今回はその第1弾として近場からのご紹介。
名古屋城です。
2011_6_F名古屋城1

名古屋城は日本100名城に選定されている、愛知県人なら誰もが知ってる名城です。
空襲により1945年に焼失した天守と御殿。1959年に鉄骨鉄筋コンクリート構造として再建されましたが、もし現存していたら…と考えると残念でなりません。

そんな声を反映してか、平成18年より始まった本丸御殿復元計画。公開は平成30年予定とまだまだ先ではありますが、期待が膨らみます。

ということで、
名古屋城本丸御殿を見学してきました。
長くなりましたがココからが本編です。

復元手法としては、焼失前の本丸御殿を忠実に再現できるよう旧来の材料・工法による旧状再現を図るものとし、現代の技術も考慮して取り組むそうです。ようは当時と同じ素材や技法を用い、出来る限り当時のままの姿を目指すということですね!素晴らしい。
本丸御殿は当初、徳川義直の住居として使われていて、義直が住まいを二之丸御殿に移した後は、将軍上洛の際の宿舎となったそうです。総面積は約3000平方メートル、部屋数30を超える平屋建ての建物で、高さは約12.7メートルあるそうです。平屋で12.7メートル…。

現在、素屋根内部の復元工事が見学できます。
2011_6_F名古屋城2

階段(エレベータも完備)で約9メートルの高さまで上がり、工場内部の見学通路から復元工事の全体が見渡すことが出来ます。入口でヘルメットをお借りし、通路内の安全配慮もしっかりなされていました。
2011_6_F名古屋城3

通路内には分かりやすく説明のPOPが各所に設置してあります。
2011_6_F名古屋城42011_6_F名古屋城5

私が見学をした日に職人さんは見えませんでしたが、小屋組には足場がかかっており、ここで木材を組上げる姿が見学できる時もありそうです。
2011_6_F名古屋城6

違う角度から。高さの関係もあり大きさの感覚に違和感を覚えますが、下を見るといかに大きな建物なのかが伝わってきます。
2011_6_F名古屋城7

奥にはたくさんのヒノキ柱が見られます。これらの木材を用いて素屋根が組み上がっていくわけですね。
2011_6_F名古屋城8

他にも木材加工場・原寸場見学や工事見学コーナーもあり、復元工事に関する説明をはじめ、大工道具の展示もなされていました。いずれの見学も無料で(名古屋城の入場料は必要ですが)建築の知識や技術がたくさん知る機会かと思います。
名古屋城やおもてなし武将隊を見に行く際は、本丸御殿復元工事もご覧になってみてはいかがでしょうか。

fuku.jpg 広報デザイン 福永