スタッフブログ・家づくりコラム
2010.11.5
上棟式のご紹介
- スタッフブログ
こんにちは、設計部の松岡です
今回はお客様にとっても、私どもにとっても大事な儀式である上棟式のご紹介をします。
今までは図面など平面的な部分が多く、中々実感できなかったのが上棟を済ませると
一気に感動と実感が湧く日でもあります。
上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式です。
上棟式は平安時代初期から行なわれ、中世に盛んとなり、居礎(いしずえ)、事始め、手斧始め(ちょうなはじめ)、立柱、上棟、軒づけ、棟つつみ等、完成まで の建築儀式が数多くありましたが、江戸時代になって、これらの建築儀式を代表する形で、上棟式だけが行なわれるようになりました。
このように昔は建築儀式がたくさんありましたが、時代の変化とともに儀式(上棟式)も変わりつつあります。
一般的に上棟式は、新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成したあと棟木を 取り付けて補強する際に行ないます。
上棟の儀式は、建築する際の安全と、末永く災難を除け、幸せであることを願います
上棟の作業も一段落すると、監督が屋根裏に上り棟木にあるモノを据え付けます。
それが「上棟飾」です。
「おたふく」のお面は福を招き入れる意味合いがあります。
下部には五色房と呼ばれる赤・紫・黄・白・緑の5色の房があります。
これは東・西・南・北と中央の五つの方向を守る事を意味します。
この飾りは地方によって様々なバリエーションがあり意味合いも微妙異なるようなので遠方に行った際に上棟風景を見かけた注意して見てみるのも面白いと思いますよ。
先回「トリエンナーレあいち」を予告しておきながら
結局行けなかった松岡でした。 すいません。