2000万年前の記憶
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こんにちは、広報の福永です。
気が遠くなるような暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
夏もあと半分、体調に気をつけて残暑を乗り切りたいですね。
本題ですが、私は夏が苦手です。汗をかく、日に焼けるなどはもってのほか。
海は見るもの、外出は陽が落ちてから、と心に決めて夏を過ごしてきました。
しかし、それでもどうしても行ってみたい場所があるんです。
瑞浪市化石博物館
瑞浪市からは2000万~1500万年前の化石がたくさん見つかっているそうです。瑞浪はかつて海であり、貝・魚・哺乳類・植物など1000種類におよぶ豊富な化石を産していて、化石博物館では瑞浪層群から見つかった代表的な化石が展示されていました。
他にも歩いて回れる距離に陶磁資料館・市之瀬廣太記念武術館・地球回廊・サイエンスワールドがあり、一日たっぷり楽しめる場所です。
そして、ここに来ることになった最大の目的は化石発掘体験ができるから。
太古の生物に触れ合える“ロマン”。自分で見つける“達成感”。
しかし開催時間は8:30~17:15まで。やりたいなら日中に掘れとのことなので、ロマンのために暑さを我慢します。
まず化石博物館で発掘の許可と地図をいただき、車で5分ほどの野外学習地へ向かいます。
いたって普通の河原ですが、よく見ると足元に貝の化石らしものがゴロゴロ転がっていました。
これなら掘らなくてもいいんじゃ…
気を取り直し、掘り出すことにします。めざせサメの歯。
道具のレンタルはありませんので、事前に準備が必要です。私が用意したのは
カナヅチ・タガネ・軍手・新聞紙・ハケ・水・日焼止め・やる気
カナヅチを振りかぶり、日頃の思いを岩場にぶつけると…
見つけた!
タガネで丁寧に周りの石を削り落とします。
巻貝かな?初めまして2000万年の歴史。けっこう感動…
そんな調子で掘り続けること3時間
右上から時計回りに貝殻・松ぼっくり・ホタテ貝・葉脈…すべて推測です。
平日に行ったのでほとんど人はいませんでしたが、居合わせた化石が趣味の方に採掘のコツを教えていただいたり、化石をお裾分けしてもらったりしました。初めての化石発掘体験でしたが、おかげで楽しんで行なえました。ありがとうございます。
採掘現場は日陰もなく、すぐ横に川が流れているため注意が必要ですが、費用は博物館の入館料のみで、体験教室も行なっているようです。
この夏休みにご家族で楽しみながら勉強できる化石発掘で、2000万年前の記憶に触れてみるのはいかがでしょうか。
■詳細はこちら→瑞浪市化石博物館
日焼しました…
広報デザイン 福永