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スタッフブログ・家づくりコラム
2010.7.5

世界に誇る日本の技術力 その2

  • スタッフブログ

実はこちらが本命だったり…世界に誇る日本の技術力 その2です。

最近、感動したこと。まずはワールドカップでの日本の快進撃。寝不足で観戦した甲斐がありました。
そして探査機 はやぶさの帰還です。
ニュースでたくさん取り上げられていますので、ご存知の方も多いと存じますが、「はやぶさ」は2003年5月9日に宇宙科学研究所 (ISAS) が打ち上げた小惑星探査機で、7年もの年月を経て2010年6月13日に帰還しました。

「はやぶさ」が探査するのは、日本ロケット開発の父である故糸川英夫博士にちなみイトカワと名付けられた小惑星です。小惑星までイオンエンジンを使った飛行を行い、自律的に小惑星に近づき、その表面から物質のサンプルを持ち帰ることを目的にしています。これが成功すれば人類初で科学的意義は極めて大きいそうです。
「はやぶさ」という命名にはいくつかの説がありますが、その一つに戦時中、糸川英夫博士が一式戦闘機、通称「隼」を開発していたからというものがあります。

その長き旅は決して楽な道のりではなく、様々なトラブルを乗り越え、ボロボロになりながらふるさとの地球を目指します。地球に帰って来た「はやぶさ」は「イトカワ」の砂が入っている可能性があるカプセルを人類に託して、大気圏に突入し燃え尽きました。

オーストラリア上空をひときわ明るく輝きながら最後のミッションを遂行し、星空に消えていく姿はまるで火の鳥のようにも見えます。7年をかけた壮絶で前代未聞の「おつかい」はこうして幕を閉じました。

《はやぶさが最後に見たもの》
この画像が送信されたのは上空約1万kmで、大気圏突入が開始される十数分前です。
撮影自体はさらに十数分前に行われていて、はやぶさは運用終了のための命令を受信しながら5年ぶりに起動したカメラで撮った、6枚のラストショットを送信していました。これはその中で唯一地球が写っている、最後の6枚目です。

バッテリーが全て故障していたはやぶさは僅かな電力をカプセル切り離しで使い果たし、バッテリーを使わず太陽電池パネルの電力を直接使って飛行している状態でした。そして、この画像を送っている最中に地球の影に入り、太陽電池パネルが止まり電源を失ったはやぶさは、全ての機能を停止しました。

画面下、画像データが破損している境界がその瞬間です。これがはやぶさ本体からの最後の信号となりました。撮影された地球は、カメラを調整する余裕がなかった為に白飛びが発生していますが、インド洋を正面にアラビア半島周辺がはっきり識別でき、地球の写った部分を送信した後、思い残すことはないかのように途切れたデータ送信と相まって日本の、そして世界の宇宙開発の記念碑的一枚になるであろう、印象的なものとなりました。(雪に白鷺~日記淡々~様より抜粋)

こんな簡単に紹介できるお話ではありませんが、不可能を可能にする、サッカーでも起こしたように日本がもっとも得意とすることではないでしょうか。
私も素晴らしい技術力を持った日本人であることを誇りに、お客様の笑顔のために自分の出来る事を一生懸命頑張りたいと思います。

fuku.jpg 広報デザイン 福永