構造勉強会
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こんにちは
本社設計部の南谷です。
気温も下がって、体調は崩されていないでしょうか?
インフルエンザの予防接種はお早めに
今回は、設計部が毎月2回行っている構造勉強会について紹介します。
設計士たる者、意匠の設計だけでなく、構造の設計も必須!!!! お客様から聞かれたら答えられるようなプロフェッショナルでなくてはいけません。 構造計算上、木造の建物でも3階以上となると中規模建築物となり構造計算書が必要となります。 2年生の私は勉強会では木造3階建ての建物をメインに構造計算を行っています。 具体的にどういうことをしているかというと・・・
あぁ・・・、なんだか難しそうですね! 先日私が計算したのは、地震力の計算。 建物の荷重・地域によって変わる係数・建物独自がもっている周期・高さ・木造or鉄骨or鉄筋コンクリートなどの構造によって変わる係数を公式に代入して、どれくらいの地震力が働くか導き出します。 そして建物の壁量がそれに耐えるように計算します。 我社でいうと、筋違や耐力面材がこの壁量というものになります。
壁量がトータルでどれくらい入っているかを上記で計算しています。
そして最後に、地震力から計算して必要な壁量と、実際に入れた壁量を比べて基準を満たしているかチェック!!!!
(上記は風荷重も一緒に計算しています。) これは我社のルールではなくて国の基準をクリアしているかを計算しています。 国を通すときは、この基準をクリアしているかを見るというわけです。 具体的に、こんな建物をつくりますよ~という図面・書類を提出する、確認申請のときに計算書をチェックしてもらうということです。 実際は専門の計算ソフトを使って計算しますが、勉強会ではそれを手計算で行って理解を深めています。 また、この勉強会では構造計算専門の先生に来ていただいて教えてもらっています。 構造計算…。地道で大変な作業ですが、先生にいただいた言葉
「技術は粘りなり」 これを支えに頑張っていきます。 それではまた来月
本社設計部 南谷