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2023.4.28

なぜ、新築の際に地鎮祭を行うの?

  • 家づくりコラム

地鎮祭を行う理由

 

これから住宅を注文される方の中には、地鎮祭を行うべきかどうか、迷われている方もいるのではないでしょうか。

地鎮祭とは、土木の工事を行う際や建築を開始する前に、神様に安全に工事が終わるように、または建物を建てることを許してもらうために行う行事のことです。

土地には、氏神、産土神、鎮守神の三種類の神様がいるとされています。

 

氏神は、住宅に住んでいる一族を守るための神様であるとされています。

現在では、氏神は土地も守りことから、産土神や鎮守神と同一視されています。

 

産土神は、生まれた土地を守るために活躍してくれる神様になります。

基本的に、七五三やお宮参りの際には、産土神にお参りします。

 

鎮守神は、村や国など、一定の地域を守るために活躍してくれる神様になります。

 

 

このように、建物を建てる時は神様に許しを請い、安全に工事を終えることができるよう、地鎮祭を行います。

以前から行われている行事であり、現在でも、建物を建設する際や土木工事を行う時は、この行事を行うご家庭が多いよういです。

 

では、地鎮祭が今でも積極的に行われている理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

例えば、昔からの行事には何らの意味があると考えて行う方が多くなっています。

少し大袈裟な話となりますが、昔から行われている行事のため、日本の文化の一つと言っても過言ではありません。

当然、長い間行われてきた行事のため、やる意味があると考えるのが一般的なのではないでしょうか。

また、もし工事の際にトラブルが発生した時や、注文した住宅が出来上がり、住んでいる時に病などにかかればあの時地鎮祭を行っていなかったからだと後悔が残る可能性もあります。

不安を軽減するために、工事をする前に行う方も少なくありません。

 

また、地鎮祭をすることによって、工務店の社員や職人の方と交流をすることができます。

例えば、もしこのような安全祈願を行わなければ、社員や職人と話をする機会は減ってしまいます。

交流する機会が減ってしまうと、住宅の出来上がりを見に行く時など、声をかけづらくなってしまうかもしれません。

 

地鎮祭は、安全祈願の意味合いもあるため、職人さんの中には歓迎してくれる方が多いです。

何故なら、安全に工事を終えられるということは、職人さんの安全にも繋がるため、職人さんの中には我々のお仕事のことまで購入者の方は考えてくれる、と思われる可能性が高くなります。

その分、交流しやすい環境に繋げることができるでしょう。

 

基本的に、地鎮祭は貴重な行事です。

住宅を建設するとき以外で、行う機会は少ないでしょう。

住宅を扱う業者のスタッフの中には、何度も参加をしたことがある方もいるかもしれませんが、一般手の方は自分が家を建てる時だけ行う行事になります。

また、人生で何度も家を建てる方は少ないため、人生における貴重な経験となるでしょう。

もし今後、会社の後輩や同僚の中に注文住宅を建てる予定がある方がいれば、アドバイスなどをすることもできます。

 

地鎮祭の準備

 

通常、地鎮祭をする時には、事前に準備、用意するものがあります。

例えば祭壇です。

祭壇の飾り方には決まりがあるので、通常は決まりに沿った祭壇を手に入れるために、施工業者に手配をするのが一般的になります。

また、新品でなくても良いと思われるご家庭では、盛り付けする三方や祭壇は神社で貸してくれることもあります。

自宅周辺の神社に依頼をして、貸してくれるかどうかお伺いしてみるのもよいでしょう。。

 

 

お供え物は、施主が用意することになります。

一般的には、お米、お酒、お供え物、塩、水、榊などです。

お米は、基本的に一合ほど用意するケースが多くなっていますが、特に決まりはありません。

洗米を用意するのが一般的になります。

お酒は、一升が好ましいですが、決まりはありません。

酒屋に行けば、地鎮祭用と書かれたお酒を用意していただけます。

お供え物は、海の幸や山の幸が用いられることが多いでしょう。

塩の量は一合ほどです。水も同様に、一合ほど準備しましょう。

 

このように準備することにより、従来通りの地鎮祭を行うことができるでしょう。

 

地鎮祭のマナーや費用

 

地鎮祭にはマナーがあります。

例えば服装です。

服装は、当然ながら、カジュアルな家着や私服などは、避けるのが一般的となっています。

そのため、カジュアルスーツに属した服装で参加することが好ましいでしょう。

また、当日雨が降ってしまう可能性もあります。

現場は更地の場合が多く、ぬかるんでいる可能性もあるため、長靴での出席は可能となっています。

 

料金に関しては、実際に、神社の神主に行ってもらうことになるため、神主にお礼として2万円から4万円の間で料金をお支払することになります。

お札そのものを何にも包まずに裸でお渡しするのではなく、のし袋に入れましょう。

その際には、玉串料や初穂料と記載するのが一般的です。

金額は地域や神社によって異なりますので、事前の確認をお勧めします。

 

地鎮祭は、神様に安全を祈願し、建物を建てることを許してもらうための行事です。

新築を建てる際には、地鎮祭を執り行うことで、より安心して家を建てることが出来るでしょう。

 

 

“ 三昭堂 ”は愛知県で地域密着の住宅会社です。

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