スタッフブログ・家づくりコラム
2022.2.12
束石(踏み石)
- スタッフブログ
みなさんこんにちは。
三昭堂工事部の内藤です。
今回は束石(踏み石)についてご説明したいと思います。
束石は一般的にはあまり使用されていない言葉かもしれませんが、建築に携わる人に関してはほとんどの方がわかる物だと思います。
簡単に申しますと床を支えるところの一番下に設置するものです。
ひと昔前の建物は束石→束(木)→大引き→床材の順に床を支えていました。普通の川石を使用している時代もありました。
三昭堂の床の支えはどうなっているかというと、このようになっております。
ベタ基礎を採用していますので、束石は使用せず、束(鋼製)→大引き→24mmベニヤ→床材となっております。
完成してから数年後、木の収縮によって床なりや不陸が出来てしまった場合でも床下で調整することが出来ます。
ですので束石はどこで使用しているかというと、ウッドデッキの支えやちょっとした柱の支えなどに使用しております。
もう1つ束石という呼び名のところがあります。神社やお寺などで柱を支えている部材のことをいいます。
玄関などの独立した柱下に設置のものも束石(踏み石)といいます。こちらが現在工事中のものです。
今回御影石を使用しましたが、他にもいろいろなデザインや洋風のものもあります。
神社やお寺などは多く使われていますので、お参りなどで訪れた時にはこのような部分にも注目をしてはいがかでしょうか。
工事部 内藤