スタッフブログ・家づくりコラム
2020.4.26
建築用語を使用したことわざ
- スタッフブログ
こんにちは。建設工事部の春日井です。
今回は建築用語を使ったことわざや慣用句をご紹介したいと思います。
「束の間」
わずかの時間。ちょっとの間
「束」とは建築で使用される短い柱の総称です。
短い柱(束)の間から一瞬という例えに使われるようになりました。
「うだつが上がらない」
地位、生活などがよくならない。ぱっとしないこと。
防火壁の目的で屋根の上に立ち上がった部分。身分の象徴も兼ねていた。
うだつを作れない事が転じて、生活がぱっとしないことに使われるようになった。
「釘を刺す」
後から間違いや問題が起こる事が無いように、あらかじめ注意や警告をしておくこと。
日本古来の木造建築は釘等の金物は使用せずに、仕口や継手のみで接合していました。
その後、念のために釘を打つようになったことからきています。
「豆腐に鎹(かすがい)」
少しも手ごたえがなく、ききめがないことのたとえ。
同じ意味で「糠(ぬか)に釘」があります。
かすがいとは木材の接合部に使われる両端の曲がった釘のこと。
木材の接合に使うかすがいを豆腐に打っても効果がないことから手ごたえの無いことに使われる。
「羽目をはずす」
調子にのって度が過ぎること。
羽目とは建築で使われる羽目板のこと。本来、間隔をそろえて張られているものが、外してしまうと見栄えが悪くなってしまうことから使われるようになった。
今は外出を控えなければいけない時期ですが、安全に出かけられるようになったら、思いっきり羽目を外したいと思います。
工事部 春日井