今年の冬は暖かかったですね!
- スタッフブログ
こんにちは。 三昭堂の黒河です。
いつもはメンテナンスの担当をさせていただいていますので、
当社で建てていただいたお施主様のところにお伺いしています。
昨今は外出がままならないので、部屋に巣ごもりしていると思いますが、
室内の環境はどうですか?換気よくしていますか?
今年の冬は暖かく、最近はもっと暖かくなってきました。
でも、冬の寒いときは締め切って暖房器具で暖かくして加湿器を使っているご家庭も多かったと思います。
この部屋の暖かい空気と外部の寒い空気の温度差で結露が生じてしまいます。
よく冬の窓ガラスやアルミの枠にできる水滴がそうです。
では結露ができないようにするにはどうしたらよいでしょうか?
・・・?では、どうしたらいいのか考えてみましょう。
①換気をよくして、外気温の差をなくす。
→寒くなってしまいますよね。
②湿度を低くする。
→乾燥して喉が痛くなります。
③部屋を密閉(気密をよく)する。
→空気環境が悪く(湿度が上がるなど)なります。
④断熱効果の高い材料で囲む。
→冬は熱は逃げにくいが気密が良くないと効果がない。
いろいろ考えていくと難しいですね。
当社では上記の③と④を組み合わせています。
気密をよく(密閉)して、断熱効果の高い材料で囲んでいます。
では、部屋の湿気はどうなるでしょうか?普通なら部屋にこもってしまいます。
なので、湿気は部屋の壁・天井から外へ出すように考えて施工しています。
具体的には、石膏ボード→断熱材→防水紙→通気層と流れていきます。
このことはとても大事で、気密が良く断熱性能が良いだけではだめなのです。
部屋の湿気を室内から室外へ流して壁の中で結露しないようにしています。
湿気が中から外部へ排出されないと、最悪の場合は壁の中で結露がおこり木材などが腐食する恐れがあります。
実際は見えないところに換気部材が取付していますので、建築中のお施主様は監督にたずねてください。
以上、三昭堂の黒河でした。