スタッフブログ・家づくりコラム
2019.2.12
神社の屋根
- スタッフブログ
こんにちは。
三昭堂の春日井です。
節分も過ぎ、段々暖かくなりつつあります。
ところで、皆様は初詣に行かれましたでしょうか?
今回は神社の屋根について、ご紹介したいと思います。
神社に参拝する際に、違った観点で楽しむことが出来るかもしれませんよ。
日本の神様には二つの系統があります。
天孫降臨からの「天津神様(あまつかみさま)」(主に日本神話に登場する神様です。)
代表的な天津神様は天照大御神で、天照大御神を祀る神社を神明神社といい、
各地にありますが、総本社は伊勢神宮の内宮です。
もう一つは、天孫降臨以前から国を治めていたとされる「国津神様(くにつかみさま)」です。
代表的な国津神様は大国主神で、多くの神社で祀られていますが、
その一つに出雲大社があります。
天津神様を祀る社の屋根は、拝殿の屋根が参拝者側に流れています。
国津神様を祀る社の屋根は、拝殿の屋根が参拝者から見て左右に流れています。
また、神様には女性神と男性神がおいでになります。
神社の屋根の両端で交叉しているものを見かけたことはありませんか?
「千木(ちぎ)」といいます。
神社で祀られている神が男神の社は
千木が外削ぎ(先端が地面に対して垂直)になっています。
対して、女神の社は千木が内削ぎ(先端が地面に対して水平)になっています。
ただ、この千木には例外がありまして
伊勢神宮では内宮、外宮共に女神ですが、内宮は内削ぎ、外宮は外削ぎになっています。
今度、神社を参拝される際は、こんな点にも目を向けられてみてはいかがですか?
工事部 春日井