窓のお話
- スタッフブログ
皆さんこんにちは。
東浦営業所 設計担当の爲計田(いけだ)です。
9月も終わりに近づき、すっかり涼しくなってきました
いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は設計的なお話として『窓』についてのお話をさせて頂きます。
家づくりをしていく上で、最初に間取りを考えると思います。
ここにはこの幅の掃き出し窓を… こっちには小窓を3つ並べて…
いろいろな考えや使い勝手があって悩んでしまう所ですが、窓に関しての忘れてはいけない要素として
『取付高さ』があります。
窓取付高さは基本的に『窓の上端が床から何cm』という決め方をしています。
以前は『窓の上端が床から200cm』が大半でした。
掃き出し窓の標準高さが200cmなので、他の小窓の取付高さもそれに合わせていました。
それに対して最近増えてきたものとして『高窓』があります。
ハイサイドライト、天井付き窓などとも呼ぶ事もあります。
基本的には窓の取付高さを天井まで上げた窓の事です。
この事例は窓の向こう側に道路が隣接しているため、通行人からの視線を気にせず
採光を取れるように高窓にしています。
※天井面の明るさに注意して下さい。
高窓があるのは北面ですが、十分な外光が入ってきています。
●高窓のまとめ① 北面の光と相性がよい
(南や西の高窓は、太陽の日射熱が入りすぎる事があります)
この事例は2階の廊下と子供室になります。
どちらの天井も高窓に対しての勾配天井になっています。
傾斜した天井面に光が伸びていくため、想像以上に明るい空間を作る事ができます。
●高窓のまとめ② 勾配天井や高天井と相性がよい
最後の事例として、水回りの高窓です。
トイレ、洗面脱衣室ともに、外部からの視線が気になる場所。
道路に面していたり、お隣りの庭に面している場合は、窓を高窓にしてはどうでしょうか。
開けていても外から中は見えず、防犯性も高まります。
室内側のシルエットも写りにくいので、窓のサイズを拡大しても気になりません。
●高窓のまとめ③ 暗くなりがちな水回りと相性がよい
高窓の事例を紹介させて頂きました。
間取りが大体決まったな、と思ったら
次は『窓の取付高さ』に目を向けて見てはいかがでしょうか
東浦営業所 爲計田