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スタッフブログ・家づくりコラム
2017.2.7

祝!上棟!

  • スタッフブログ

こんにちは!工事部の前田です。

三昭堂に入社してもうすぐ3度目の春を迎えます。

実は先月のイベントから、来年度の新入社員がちらほらと紛れてイベントにお手伝いに来てくれており、

時折上司からプレッシャーを感じます・・・ひええ・・・

 

そんな私は現在、分譲住宅の工事を担当させて頂いています!

今回は丁度上棟を迎えましたので、

『新築住宅の上棟』についてご紹介します

 

上棟(じょうとう)とは、

棟上(むねあげ)、建前(たてまえ)とも言いますが、

家を建てるとき、柱や梁などの骨組みが出来て、

棟木(むなぎ)を上げることです。

 

三昭堂ではほぼ1日で屋根の雨仕舞いまでを行いますので、

たったの1日でどどんと家の形になってしまいます。

初めて見学した時はそれはもう感動したものです・・・

新築を建てる多くのお客様も感動される素敵な1日です

 

 

それでは、見所を交えつつ上棟の紹介を行っていきます

 

 

上棟の日は朝の8時から作業が始まります。

夏は涼しくて良いのですが、冬は寒いです・・・

しかし天気は気持ちの良い快晴に恵まれました

 

1- 

上棟を行う前には事前に仮設の足場を組んでおきます。

昔は足場なんて便利なものはありませんでしたが、

現在では安全・効率的に作業を行うために欠かせません

上棟開始前はお客様と工事・営業・設計担当が集まり、

職人さんと一緒に上棟挨拶を行います。

 

 

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それでは上棟スタートです

三昭堂では上棟日までに1階の床張りは完成させておくので、当日は1階の柱から始まります。

今回は大工さんが4人とレッカーさんの5人で上棟。

1階の柱や梁を床の上に並べつつ、大工さんの手により次々に柱が立てられていきます。

 

 

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構造躯体はほぼプレカット加工済みの材料を使っています。

材料には名前や印でどこの部材か分かるようになっています。

『はふ』とかわいらしく書いてある部材は、屋根の一部

漢字では勇ましく『破風』と書きます

 

 

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床・梁・柱などの位置を示す記号は番付と言い、

『いろは歌』と数字が使われています。

現代は設計図面などもX,Yなどの記号が使われていますが、

建築金物の仕様の記号にもいろは歌が使われたりして

古くからの伝統を今も受け継いでいる部分もあるんですね

 

 

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柱が立つと次は外周から順に梁を通していきます。

梁をパズルのように順番を考えて指示を出す司令塔と、

大きな槌を使い他の2人がチームワーク良く組んでいきます。

『次、い通り行きまーす!』と司令塔の掛け声。

『はーい』と大工さんの返事、

そして梁や柱を叩く大きな音が辺りに響きます。

 

縁の下の力持ち、レッカーさんの巧みなコントロールが

わずか1日での上棟作業を可能にさせます!

宙に吊った材料は電線や足場を華麗に避け指示通りの位置へ。

司令塔が無線とハンドサインで指示を出しています。

 

 

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梁組みが終わると今度は2階の床パネルを張っていきます。

床パネルは結構重たいのですが、大工さんは軽々扱います。

階段部分は吹き抜けになってしまうので、落ちて怪我をしないように仮の床を張り安全対策もバッチリです

 

 

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床を張り終わる1階と同様に材料を配り、柱・梁を組みます。

大工さんは何mもある重たい梁も一人で運んでしまいます。

どんだけ力持ちなんでしょうか・・・

 

床の凹の部分に柱の凸部分を合わせて揺らしながら嵌めます。

大工さんたちが柱をゆらゆらと揺らしている姿は

ちょっと・・・、ちょっとだけ面白いです。

ほんとにちょっとだけですよ!

この時以外は職人さんはどんな作業も格好良いです

 

 

5 

2階で作業をする傍ら、1階では建物のゆがみを確認中。

柱に付けた防風下げ振りという道具で確認し、

仮の筋交いを入れて固定していきます。

家をまっすぐ建てるのに重要な作業です。

司令塔のゆがみを確認する姿もほら、キマってるでしょ?

 

 

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梁を組んだら次は屋根の勾配の部分を組んでいきます。

ここでは水平器を使ってゆがみを確認し、直していきます。

ゆがみ確認中の写真に写っている白いネットは、落下防止の為の安全ネットです

 

 

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ゆがみを正したら屋根にかかります。

屋根の下地となる垂木という部材を組んでいきます。

レッカーの作業に障害となる部分は足場を開けているので、

このように安全ネットを張って落下防止しています

 

 

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屋根の作業中、内部では柱の間に筋交いを入れたり、

金物を取り付けたりして構造を完成させていきます

1階の床や柱・梁などの各部材はズレたり抜けたりしないように

様々な金物でしっかり固定させています。

 

 

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垂木の次は屋根の下地となる合板を張っていきます。

なんと!屋根の棟部分に隙間が開いています

これはプレカットミス・・・ではもちろんありません。

小屋裏の換気を行うための開口になっています!

住宅の天敵である結露から家を守る役目を果たします

 

 

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下地板の上に防水のシートを張っていきます。

雨が入らないよう、規定の長さを被せて施工していきます。

屋根工事が入る前に飛んでいかないように固定し工事完了

 

 

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最後に雨が入り込まないよう、

外壁面にブルーシートをぴったりと貼っていきます。

これで本日の作業は終了です

後日足場の業者がしっかりと足場を組み、外側を囲うと、

ようやく街中で見かける工事現場の風景の出来上がりです

 

 

基礎のコンクリートしかなかった空間に、

1階床の施工も合わせたった数日でここまで出来上がります。

着工すると、工事は本当にあっという間に進みます。

完成まで、私たち現場監督は何度も何度も足を運び、

現場を作り上げて行きます。

同じ家は二つとありません。毎日色んな事があります・・・

素敵な家を建てれるように日々勉強中です!

 

 

さて、工事が進んでいくにつれ、

この構造躯体は徐々に壁に隠れてしまいます。

家を建てる前はなかなか見ることの出来ない構造ですが、

当社では構造見学会』というものも開催しています。

三昭堂の誇る耐震抜群の構造が丸々見られる貴重な機会です。

三昭堂の一宮にある本社すぐ近くで今度開催しますので、

是非見学してみてはいかがですか?

 

建設工事部 前田