スタッフブログ・家づくりコラム
2016.4.4
新塗り壁工法!
- スタッフブログ
本社工事部の内藤です。
はじめてスタッフブログに投稿させて頂きますので、簡単に自己紹介を。
私は入社21年目、現場一筋
各営業所を転々とし10数年ぶりに本社勤務となり、1年が経とうとしています
現在は今伊勢にてモデルハウスを手がけております
タイトルにも書きましたが、新工法の塗り壁を採用していまして、
今回はこの塗り壁工法をご紹介したいと思います
塗り壁というのは壁の仕上げ方法として日本にも古くからあり、
主な原料は石灰石を高温で焼いて水分を加えて作る消石灰、
そこに砂や糊などを混ぜたものを漆喰と呼びます
新塗り壁工法は、ヨーロッパ産の石灰石から作った消石灰に、
砂や色素等を加えて製造された、歴史ある伝統の西洋漆喰です
主成分が自然素材のため、室内壁からなんと外壁まで全てに使えます
多孔質構造をしており蓄熱・断熱性能がとても高いので、
外壁に使用することで真夏は熱を放出し、
室内壁に使用することで冬場は室内温度を温かく保てます。
夏は涼しく冬は暖かく過ごせます
また、塗料のような人工的な塗り壁と違い塗り厚があるので、
吸放湿性能が高く、室内の湿気を吸収してくれます。
生まれは西洋ですが、高温多湿な日本の気候風土にとても合っています
科学物質を吸着、再排出しない効果をもっており、
更に主成分の消石灰がアルカリ性なので、
自然の防虫効果を発揮し、またカビの発生を抑制する効果もある
身体に優しい建材です
静電気を発生させない性質により、
空気中の汚れを吸って変色する事が少ないため汚れにくく、
更に自浄作用もあり耐久性もバッチリなので、
メンテナンスの面でもとても優れた材料です
カラーバリエーションも豊富で多彩なパターン
またスタンプと呼ばれる工法ではタイル調や石目調なども表現できます
先日はこの西洋漆喰を販売している会社の会長に、現場に来て御指導して頂きました。
こちらがスタンプという工法でタイル調の壁を作っている作業中の写真です
下地のコンクリートの壁に西洋漆喰を塗って・・・
型押しの道具を使ってレンガの模様を作っていきます
仕上げを施した後の写真がこちら
塗り壁とは思えないレンガの模様が完成しました・・・
まだまだ施工途中ですが、洗面室の屋内壁がこちら
居室の壁はこのような感じです
見た目でも、クロスとは違う風合いが出ます
ニッチの背面にはこんな遊び心も・・・
今回は新しい工法ということで、当社で仕事をして頂いている職人さんたちにも
集まって頂き、皆でこの新施工方法を勉強しました
今回紹介したものはほんの一部で、ほかにも様々な表現を凝らしています
そして、新塗り壁工法以外にもまだまだたくさんの見所があります
こちらのモデルハウスのグランドオープンはGW頃を予定しています
乞うご期待下さい
本社工事部 内藤